XHTML版 | HTML版 | DebugString | ||
TOP>達人コラム>山本剛志![]() ![]() ![]() ![]() 東京近郊では「濃厚豚骨魚介」「太麺に野菜乗せの二郎風」のブームが席巻し、最近は「鶏白湯とそのつけ麺」がそれに続いている。その流れは北海道から沖縄まで、様々な形を持ちながら全国に波及する一方で、戦後期からの老舗やその土地ならではのご当地ラーメンはそれらに押され、減少しているようにも思える。 この10年の中では、東日本大震災は明らかに大きな影響を与えた。岩手・宮城・福島を中心とした被災地のラーメン事情に打撃を与える一方で、震災直後の炊き出しでラーメンに多くの人が体だけでなく心を温めてくれたという事は、日本人の心にラーメンが染みわたっている事もあらわしている。全国的に夜に外食する人が減少して、夜の売上が期待できなくなったエリアも多いようだ。 ラーメン店を開くためのセミナーや学校が次々と作られ、それら出身の店が増える一方、ネットでの情報や交流を通じた自作派を経ての出店も珍しくなくなった。 ネットでのラーメン情報も、10年前は掲示板が主流だったが、ブログやSNSへと変遷し、細かい情報が各所に撒かれる状況になり、取りまとめられていない一方、新店情報が一気に流れてきて、その情報の海に溺れているのかと錯覚する事もある。 10年間、ラーメンの食べ歩きを優先してきたけど、終わるわけではない。一杯ずつ紹介する事も大切だけど、ラーメンが何故日本の食文化に根付いたのか、ラーメンや作り手たちを貫く歴史的、社会的背景も探していこうと思っています。
山本剛志の過去コラム
13/05/25★北島秀一ラーメンを趣味で食べると言うこと 13/05/20★はんつ遠藤 ラーメンチェーン店繁盛の秘訣 13/05/10★河田 剛 ラーメン評論のこと 13/05/05★佐々木 晶 鶏白湯の勢いを「検索数」から読む 13/04/30★北島秀一 連食の楽しみ方 13/04/25★はんつ遠藤 函館ラーメンは、やっぱり塩で 13/04/20★山本剛志 春なのに2013 13/04/10★河田 剛 熱海のラーメン 13/04/04★小林孝充 卓上調味料の進化 1/93ページ
![]() |
![]() ★山本剛志 ![]() ![]() ![]() 東京近郊では「濃厚豚骨魚介」「太麺に野菜乗せの二郎風」のブームが席巻し、最近は「鶏白湯とそのつけ麺」がそれに続いている。その流れは北海道から沖縄まで、様々な形を持ちながら全国に波及する一方で、戦後期からの老舗やその土地ならではのご当地ラーメンはそれらに押され、減少しているようにも思える。 この10年の中では、東日本大震災は明らかに大きな影響を与えた。岩手・宮城・福島を中心とした被災地のラーメン事情に打撃を与える一方で、震災直後の炊き出しでラーメンに多くの人が体だけでなく心を温めてくれたという事は、日本人の心にラーメンが染みわたっている事もあらわしている。全国的に夜に外食する人が減少して、夜の売上が期待できなくなったエリアも多いようだ。 ラーメン店を開くためのセミナーや学校が次々と作られ、それら出身の店が増える一方、ネットでの情報や交流を通じた自作派を経ての出店も珍しくなくなった。 ネットでのラーメン情報も、10年前は掲示板が主流だったが、ブログやSNSへと変遷し、細かい情報が各所に撒かれる状況になり、取りまとめられていない一方、新店情報が一気に流れてきて、その情報の海に溺れているのかと錯覚する事もある。 10年間、ラーメンの食べ歩きを優先してきたけど、終わるわけではない。一杯ずつ紹介する事も大切だけど、ラーメンが何故日本の食文化に根付いたのか、ラーメンや作り手たちを貫く歴史的、社会的背景も探していこうと思っています。 山本剛志の過去コラム 13/05/25★北島秀一 ラーメンを趣味で食べると言うこと 13/05/20★はんつ遠藤 ラーメンチェーン店繁盛の秘訣 13/05/10★河田 剛 ラーメン評論のこと 13/05/05★佐々木 晶 鶏白湯の勢いを「検索数」から読む 13/04/30★北島秀一 連食の楽しみ方 13/04/25★はんつ遠藤 函館ラーメンは、やっぱり塩で 13/04/20★山本剛志 春なのに2013 13/04/10★河田 剛 熱海のラーメン 13/04/04★小林孝充 卓上調味料の進化 1/93ページ
![]() |